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TVワカコ酒(3)あん肝ポン酢(後半) [ ワカコ酒]

徳間書店の『コミックゼノン』連載中のコミック、新久千映さん作の「ワカコ酒」
OLの村崎ワカコちゃんが1人飲みするという飲兵衛には楽しいお話。
飲みのつまみとなる料理が、各回のテーマです。
孤独のグルメ・女ひとり飲みバージョンって感じ。
お酒を飲んだ後の「ぷしゅー!」がかわゆいところが特徴です。

そのコミックのTVドラマ版が、BSジャパンで毎週木曜日の深夜に放映されています。

ドラマは2部構成。
前半と後半でワカコちゃんがお店で食事をします。
前半、後半ともに原作の料理が登場します。
お店は、実在のお店も登場しますけど、第3話では前半、後半とも架空の店「逢楽」での食事。

さて、第3話のテーマは「あん肝ポン酢」
原作では第8話に登場する料理です。

で、後半の料理は・・・と思ってドラマを見ていたら。
あらまぁ、びっくり。
なんと原作の登場する料理が全部で4つも出てくるんです。
今回は、大盤振る舞いですぞ!
そして今回のドラマは、前半と後半が連続ドラマになっている。

では飲み食い中心にコメントを記事にします。
しかも、とんちゃん流にかなり偏屈にね。σ(゚ー^*)
真っ当なドラマの紹介を知りたい方は、式守錦太夫さんのブログ記事をご覧下さい。
ドラマ・ワカコ酒、「第3夜『あん肝ポン酢』」http://kindayu.blog.so-net.ne.jp/2015-01-24-1

記事が長くなったので、前半・後半の2回に分けて、昨日が前半、今日が後半です。

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前半では、仕事でいやなことがあって「逢楽」に来た。
その1ヵ月後に「逢楽」を再訪。この日は仕事でいいことがありました。

◆刺身盛り合わせ

「今日、会社でちょっといいことがあった。」
ワカコちゃんが教育担当の新人君のことで、ワカコちゃんの指導がいいと褒められたのだ。
自分へのごほうび、たまにはいいよね。」

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いつもよりゴージャスに刺し盛りを!期待値が高まるー。」

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冷や酒が注がれ(旨そう)・・・

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ひとくち飲んで・・・「ヒノキの香りも加わって、なんとすきとおった味がするのだ。」

そして刺し盛りへ。
まずは定番ものから。」とタイを。
わさびを直(じか)のせして・・・いただく
魚の旨みをお酒で封じ込めてやれ。」
と、冷や酒を飲んで・・・

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ぷしゅー。」

つぎはこの変ったの食べてみようかな・・・
あなごの炙り刺し?ふうん・・・あらま、こんな風味が!」
あなごの炙り刺しをいただいてます。

 

◆ブリ刺し

「どれにしようかな・・・。
次はいよいよ・・・白身や炙りもいいけれど、
今日はやっぱり、王道のお刺身らしいお刺身が食べたい。 」

と、選んだのはブリ。

フフフフ・・・ああ、プリプリしてる。ああ、ブリのこの柔らかさ
でも血合いはちょっとだけ歯ごたえ
こんなに脂を蓄えてブリよ、おまえはいったいどこへ行こうというのか。」

今夜のブリは富山産だそうです。

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さて、次はとんちゃん目線の重箱の隅をつつくような細部コメント

 

◆「刺身盛り合わせ」と「ブリ刺し」

原作では「刺身盛り合わせ」は第14話、「ブリ刺し」は第56話のテーマなんですよ。
その2つをドッキングさせて、後半のドラマになっています。

原作の「刺身盛り合わせ」では、タイあなごの炙り刺し、その次にワカコちゃんが食べる刺身は・・
「大好物のサザエ!」なんです。
この後でワカコちゃんは冷酒を飲んで「ぷしゅー!」です。

しかしドラマでは、サザエを出さずに、ブリが登場するんです。
なぜサザエじゃなくて、ブリが出てくるのか?
サザエの旬は春から夏。
しかしドラマの季節は秋?そして今は冬。
その季節にサザエは合わない。
冬の刺身といえば、やっぱりブリでしょ!

ブリが出てくるので、原作に合わせて出世魚の話題が出てきますが、それは後ほど。

 

◆いただきます

ワカコちゃんが、どのタイミングで「いただきます」を言うか、に注目しています。(^^)

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前半では、徳利から猪口に熱燗を注いで、突き出しの塩辛をいただく前に「いただきます」です。
お酒を口にしない段階で言います。
それから、塩辛をつまんで、熱燗を飲みます。

後半では、グラスに注がれた冷酒を口で迎えに言って味見
小皿に醤油を注いで・・・

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「いただきます」です。
冷酒はまず味見する、というパターンが多いみたいです。

 

◆ごちそうさまでした

今回初めて、ワカコちゃんの「ごちそうさま」を見ました。
後半、刺身盛り合わせを食べ終わってから・・

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ちゃんと手を合わせていますね。

食べ終わるシーンって、これまでほとんど出てこないんです。
第1話「鮭の塩焼き」では食べ終わるんだけど・・。
鮭の皮にご飯をオーダーした若い客にキレて、「ごちそうさま」を言わずに「会計お願いします」になっちゃった。

 

◆もっきりの飲み方

後半は、ウンチクが語られます。
1つめは「もっきり」。

升に入ったグラスに冷や酒を注いだ店員・青柳くん。
もっきりって言って、もともとはグラスや升にもちきり一杯のお酒、が由来なんですって。」
と言ってから、さらにその飲み方を指南します。
升にこぼれても、グラスに移しかえて飲んでもいいし、升のまま飲んでも大丈夫ですから」と。

「もっきりの飲み方がわからん」という情報がネットに多くあるんです。
そこでその飲み方を指南したんだろうと思いますが・・。
結論は、「どうでもいい」ってこと。

 

◆もっきりとは

とんちゃんが突っ込みたいのは、その「もっきりの飲み方」ではなくて、「もっきり」の意味
もっきりって言って、もともとはグラスや升にもりきり一杯のお酒、が由なんですって。」

これ、「もっきり」とか「もりきり」の言葉の翻訳としては、正しいです。
ただし「もりきり」「もっきり」は「もりきり」にも使う言葉で、酒だけじゃない。
「もりきり一杯の酒」とは「もっきり酒」のことで、これはもっと別の意味があるのね

「もっきり酒」は「盛り切り1杯ずつ売る酒」のこと。
結論を言うと、本来は立ち呑みのことです。

戦後、酒屋(酒の販売店)では、1升瓶入りの酒を1合ずつに小分けして売っていた。
コップや升に酒を注いで売る酒を買った客は、店の隅に設けられたカウンターで呑むんです。
ただし「飲食店営業」の許可を取っていないから、料理は出さず、椅子も置かない。
つまみは店で売っているものを買って、客が勝手に食べる。これなら問題ない。
椅子がないから立ち呑みです。
こういう酒を「もっきり」って呼んだんです。

立ち呑みのことを、北海道や東北では「もっきり」、九州や東京では「角打ち」と呼んでいます。
ちなみに「角打ち」とは、升で酒を飲むとき、その角を口にあてて飲むことに由来するらしい。

 

◆ハマチとフクラギ

うんちくの2つめは、出世魚の名称。

ワカコちゃんが食べた刺し盛りに盛られていたブリ。
原作では、同席した客がハマチとブリの関係から、出世魚のことを話しています。

ドラマでは、店員・青柳くんが「ハマチとフクラギって、なんか似てません。」 と聞くと。
フクラギとハマチはいっしょだよ。」と先輩。
北陸じゃ、フクラギ、ハマチ、ブリって言ってなぁ。」と大将のうんちく。

なんで突然「フクラギ」が出てくるのか不思議なんですが・・・。
ここにはちょっと苦心があったんじゃないかな?って思います。
というのも、ハマチとブリの関係はかなり複雑なんです。

関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、が本来の名称でハマチはないんです。
関西では、ワカナ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリで、関東のイナダがハマチです。

ところが関東のスーパーでは、イナダもハマチも売られていますよね。
ただしイナダは天然物で、養殖物は小型がハマチ、大型がブリとして売られています。
おかげで関東でもハマチ→ブリが浸透している。
こんなことのせいで、関東ではイナダ、ハマチとブリの関係が混乱。
三角関係になっている。(^^)

原作者の新久さんは広島出身だから、原作でハマチ→ブリが話題になるのは当然のこと。
しかし東京での本来の名称からはイナダ→ブリです。
東京のお店でもハマチとブリの関係を言ってもいいんですけど、東京のハマチは普通は養殖物。
ドラマのお店で出されたブリは、富山産の天然物
ハマチ=養殖物という理解からすると、ハマチ→ブリを言うのはどうかと考えます。
・・・ということで、北陸の呼び名が出てきた?

さて、富山では、ユバイユ(県東部)・ユズクタ(県西部)→フクラギ→ガンド→ブリ、です。
北陸でもこんな呼び名で、ハマチは一般的ではなく、フクラギと言うみたい。
フクラギとハマチはいっしょ。」というのは正しいけど、「北陸じゃ、フクラギ→ハマチ→ブリ」は違うかもよ。
さて、北陸のみなさん、どうなんでしょうか?

 

◆青シソ(大葉) 

後半の刺身盛り合わせ。
原作では、「シソは最後のおたのしみ」とワカコちゃん。
それって、最後にいただくつもり、ってことじゃない?(^^)

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ドラマでは途中で青シソ(大葉)の香りを楽しみます。
そして最後にいただく・・・そのシーンはないの。

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でも、ほら、ちゃんと食べた。残っているのは、菊や紅葉の葉。

 

◆最後のシーン

今日は仕事でいいことがあり、仕事の後の打ち上げが終わって、「逢楽」に来て刺し盛りをいただくワカコちゃん。
その帰り、という設定だと思うんですけど、ドラマ最後のシーン。

クリップボード21
ここはどこでしょう?
なぁんて、ここ2回目なの。

last
第1話のエンドロールのシーン。
ここと同じです。
「えんや」の向こうに見える行灯は、「逢楽」のロケに使った「魚貞」さんですよ。
そのうちに行ってみたい


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式守錦太夫

コミックスの複数の話を結合してドラマ化しているんですね。
もっともコミックスも短編なので、そういう芸当ができますね。
エンドロールのシーンを見ると、どうしても「おんな酒場放浪記」がかぶってしまって・・。
ワカコ酒コミックス、4巻が発売されていましたよ~。
by 式守錦太夫 (2015-01-30 11:45) 

とんちゃん

> 式守さん
エンドロールのシーン、確かにそうですよね。(笑)
第3回は、ケンケンパーなんてしてましたね。
コミックスの新刊は、いつもは式守さんのブログで発見するんですけど、
第4巻はワカコ酒のHPで発見して、速攻で買っちゃいました。(笑)
式守さんのおかげで、すっかりワカコ酒にはまってしまいました。
by とんちゃん (2015-01-30 12:19) 

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