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安芸の宮島と厳島神社 [ 神社仏閣]

桜がいまだ咲かないころの広島でのこと。
広島には世界文化遺産が2つあります。
1つは原爆ドーム、もう1つは安芸の宮島。
原爆ドームは行ったことがあるけど、宮島には行ったことがなかった。
暗くなるまで少し時間があったので、初めて宮島に行ってみました。

広島駅から宮島口駅まではJRで約25分の距離。
宮島口桟橋からフェリーに乗ります。
フェリーはJR連絡船と松大汽船が運行しているけど、JR連絡船に乗りました。

JR連絡船に乗り込み。
改札口みたいなものがなくて、スーッと船に乗り込んじゃいます。

久しぶりに船に乗るなぁ。

約10分の船旅。
船とは云っても瀬戸内海なので、波はほとんどないから、楽ちんです。

宮島って、ちっこい島かと思っていたら、けっこうデカイ島なんですね。

デッキに出て目的地を眺めていました。
だんだん近づいてきます。

遠目に見ても、立派な鳥居と神殿です。

宮島桟橋に近づくぞ。

宮島口とは違って、宮島桟橋には駅らしい駅がある。
駅員さんに切符を渡さないといけないのに、どこに仕舞ったのか見つからない。
慌てて探し回って、なんとか切符を渡せました。(汗!)
帰りは気をつけよう、と反省。

「JR連絡船のりば」と書かれたちゃんとした「駅の改札口」。
「JR連絡船」っていうと、道産子のとんちゃんは、今は亡き青函連絡船を思いだしちゃう。で、ちょっと郷愁を覚えてしまう。

宮島桟橋駅は、外に出てもちゃんとした「駅」の感じ。
屋根の形が寝殿造りみたいで、すごく立派なところが宮島らしい。

人の流れにまかせて神社へ向かいます。

あらま!鹿がいる。しかもいっぱいいる。
厳島神社では、鹿が神使(しんし)=神の使いなんですって。
奈良の春日大社と同じなんだな。
神の使いの鹿は、人間を全く無視している。さすがだ。(笑)
しかもコロコロした小さなフンをあちこちにバラまいて、そ知らぬ顔。(当然だ)

これ、世界文化遺産祈念碑。
台座の上に◇の石があって、真ん中に孔が空いている。
ナットみたいな、変わったデザインだなぁ・・と思いながら通りすぎた。

ところが実は!
その孔を覗くと、な、なんと!
大鳥居を望むことができるんだって!

この重大な事実は、後で知ったんです。いやぁ、これは大失敗でした。
もっと好奇心を持つべきだったと、深く反省です。(今日は反省が多い)

この案内板は、昭和27年(1952年)に、今では廿日市市になってしまった宮島町が立てたもの。
主祭3神、推古天皇元年に社殿が創建されたこと、平家が現在の規模にしたこと等々が説明されています。
見た目も内容もチャラついていないので、写真に撮ってみました。

右側は瀬戸内海、左側にはお店が並んでいます。
お店の2階の屋根からロープが張られている。
なんだろう?と思ったら、日よけ用の布製の庇(ひさし)を渡すロープなんです。
こういうの初めて見たんで、感心です。

おや?お店の写真を撮っている人が何人もいる。なんだろう?
あらまぁ!お店の入口にシカが寝そべっているじゃないですか。
これではさぞかしお店の人も迷惑でしょうよ。
って思ったら、お店はお休みでした。
じゃぁ、もしかしてこのシカは、お店を守る番鹿だったりしてね。(笑)

ここは表参道商店街。
通りをの両側のお店にロープを渡して布の庇が張られていて、アーケード状態になっている。
これはよく出来ている!とさらに感心してしう。

商店街にはカキ焼きがあったりして、とっても気が引かれるのを振り切って神社へ向かう。

商店街を抜けると鳥居がある。神社に近づいてきましたよ。

でもまだまだ先みたい。

大鳥居が見える。
ちょうど干潮時だったもんで、海中から完全に姿を現している。

潮が引いているから、大鳥居の周りに観光客が集まってます。
鳥居の神社側の扁額には、「伊都岐島神社」と記されているんです。

さて、いよいよ厳島神社の入口。

チケット購入。参詣料っていうのかな?

干潮時だから、すっかり干上がった地面に神殿が建っている。
向こうに本殿が見える。

海に浮かんでいなくて、ちょいと残念ですけど、いたしかたない。

ここが本殿。

厳島神社の祭神は、宗像三女神と称される3神。
 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
 田心姫命(たごりひめのみこと)
 湍津姫命(たぎつひめのみこと)。
祭神と厳島神社のことについては、最後に少し詳しく書きます。

本殿の前には板敷きの庭があってここは「平舞台」と呼ばれるそうです。

観光客の皆さん、大鳥居への散策、ご苦労様です。

出口を出ると、神社の東側を通ることになる。
この後、「町屋通り」を観光すればよかったみたいなんです。
けど、それも後で知ったこと。
事前に観光コースをチェックするべきだったと、またも反省です。

さて、商店街でお土産を買って帰りましょうかね。


厳島神社のこと

厳島神社は、推古天皇元年(593年)、当地方の有力豪族・佐伯氏が神託を受けて、勅許を得て社殿を創建したことに始まるとされていて、その後、佐伯氏自身がが神主となります。
ちなみに真言宗を開いた空海は同じく佐伯氏の出です(俗名、佐伯眞魚)。
平安時代末期、1146年に平清盛が安芸守に任官してから、厳島神社を信仰し、現在のような海上に立つ大規模な社殿を整えて、平家の氏神としました。

厳島神社の祭神は、宗像三女神と称される3神。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心姫命(たごりひめのみこと)、湍津姫命(たぎつひめのみこと)。

この3神は、「日本書紀」の誓約(うけい)の段に出てきます。
スサノオの持つ十握剣(とつかのつるぎ)をアマテラスが譲り受けて、田心姫、湍津姫、市杵島姫を生み、この3神はスサノオの物根(ものざね)から生まれたのでスサノオの子であるとアマテラスが宣言する。
そしてこれら3神は宗像氏の神で、沖津宮、中津宮、辺宮に祀られていると記してある。
「古事記」には、名前の漢字が違っているけども、ほぼ同様のことが書いてある。

その3神の名の意味は。
市杵島姫(いちきしまひめ):「いちき島」は「斎(いつ)き島」の意味で、神に斎(いつ)く(=仕える)島ということで、島自体が神です。
湍津姫(たぎつひめ):「たぎつ」は「滾(たぎ)つ」(水が激しく流れる)の意味で、水神としての神名。
田心姫(たごりひめ):日本書紀の第3の一書では田霧姫(たぎりひめ)とあって、霧に因んだ神と考えられています。
神の島、海流、霧というわけです。

厳島神社は、古くは「伊都岐(いつき)島神社」と記されていました。
まさに島そのものが神として信仰されていたわけです。
ちなみに大鳥居の神社側の扁額には、「伊都岐島神社」と記されています。

これら3神は宗像氏の神です。
その宗像氏は北九州を本拠として、日本海や朝鮮半島との海上交通に活躍した海人(あま)系の豪族です。
厳島神社を創建した佐伯氏も海人系の豪族で、それで同じくその3神を祀っているのです。


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コメント 1

suga

辻欠けて 器へ刻み 御心を 須賀と定めて 斎くべきかな
by suga (2014-11-10 18:47) 

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