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クロックムッシュとクロックマダムに関する驚きのとんちゃん仮説 [食文化]

先日の記事に登場した「クロックムッシュ」。
あまりパン食をしないとんちゃんは、たぶん初めて食べました。
 ⇒ベーカリー・カフェでサイフォンコーヒーのモーニング:http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-10-21

そのクロックムッシュとは何かについて、疑問なことがいろいろ出てきたんです。
その疑問を解決するためにググってみました。

そしてついに、とんちゃんなりに結論を得ました。
しかもネットでは(少なくとも日本では)誰も書いていない、驚きの内容です。(*^0゚)v

その結論を「仮説」としてご紹介します。

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「ヴィ・ド・フランス」
さんで、とんちゃんがいただいたクロックムッシュ

食パンの間にロースハムとチーズを挟んで焼いたホットサンドです。
パンは卵を滲み込ませてあってフレンチトーストみたいでした。

ところで、「クロックムッシュ」って、いったいどういう意味なのか?
「クロック」って英語だと時計だけど、「ムッシュ」っていうんだからフランス語のはず。
ならばフランス語でどういう意味なのか。
まず素朴に疑問に思いました。

そしてもしもこれがフランス由来の料理なら、なぜフランスパンでなく、食パンなんだろう。
そういう疑問も湧きます。
元々はフランスの料理じゃないのかも?という疑問さえ生じます。

調べてみると、なんとクロックマダムなるよく似た料理があることも知りました。
しかし、それとクロックムッシュとの関係についてのネットの説明がどうも腑に落ちない。

そうした次々に起こる疑問に、とんちゃんなりの結論を得ました!

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これぞ元祖「がんづき」なり 村上屋餅店@仙台市 [食文化]

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昨日の記事はとっても美味しい「づんだ餅」のことでした。
あんまり美味しかったんでお土産に買って帰ろう!なんてことを書きました。

ところが実は、そのお店に行こうと思い立った最初の理由は、その美味しい「づんだ餅」じゃないんです。
目当ては「がんづき」というお菓子だったんです。
「雁月」という風雅な字を当てるそのお菓子は、いったいどんなものなのか。
「づんだ餅」とともにご紹介しましょう。

仙台を去る前にお店に立ち寄りました。
お店の場所は仙台駅の南西、中央郵便局の裏あたり。

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壁に【餅】と大きく書かれた「村上屋餅店」さん。

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【名物づんだ餅】と書かれた若草色の暖簾が下がっています。

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「ボタンエビ」とは、「トヤマエビ」なの? そして「虎ボタンエビ」とは・・・ [食文化]

 

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昨日の記事に登場したお店、虎の門ヒルズにある「意気な寿し処阿部」さん。
そのお店の刺身や寿司ネタには「虎ボタンエビ」がありました。
甘エビ(和名はホッコクアカエビ)より大きくて、甘味旨みがあるエビです。

しかし「虎ボタンエビ」なんて聞いたことがない名前です。
「虎の門ヒルズ」に因んで勝手に「ボタンエビ」の頭に「虎」をつけたんかい!
・・・って思ったら、どうもそうじゃないみたいなんです。

実は「ボタンエビ」という名のエビは、大いに混乱しているんです。
わたしたちが「ボタンエビ」だと思っているのは、実はボタンエビではない!
そしてなぜ「虎」なのか、ということの謎を解いてみます。

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アブラボウズの誤情報でアクセス集中 [食文化]

弊ブログの「クエ、アブラボウズ、アブラボウ、アブラソコムツ、インガンダルマ」 へのアクセスがまた増えました。
何が原因かと調べたら・・・

2015年8月10日放送の日本テレビ「有吉ゼミ」。
「そうだ、漁師になろう。千葉・銚子漁港で幻の深海魚で荒稼ぎの漁師に密着!」のコーナーで、あばれる君が銚子漁港を訪れて、幻の深海魚漁に密着した。
そして幻の深海魚・アブラボウズを釣り上げる。
漁港へ戻ったあばれる君は、アブラボウズのしゃぶしゃぶなどを堪能。

ところが、この「アブラボウズ」が問題に。
「アブラボウズは食べ過ぎ厳禁!お尻から油が垂れ流し状態になる!」などの情報がツイッターなどでネットを飛び交いました。
もしそれが本当なら、あばれる君は大変なことになりますよね。
おかげで先の記事へのアクセスが増えた、ってわけ。

しかし、その情報は間違いなんです。
どう間違いなのかは、先の記事をご覧ください。
わたしの記事が誤情報訂正のお役に立てれば幸いです。


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ペーパーフィルターよさようなら、今日からはフレンチプレスでコーヒーを淹れよう [食文化]

霞ヶ関の官庁街で開催されている「霞が関ふくしま復興フェア」
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2015-07-27

昨日は霞ヶ関コモンゲート西館2階(文部科学省)で行われていたんだけど、行きそびれてしまいました。
来週はぜひとも行ってみようと思います。


コーヒーから始まる朝。その苦さが眠たい目を覚ましてくれる。
そんな暮らしをしています。
ま、別に普通ですけどね。

早朝に、お湯を沸かしてコーヒーを落とすというコーヒーマスターはとんちゃんの役割です。
電気式のコーヒーメーカーも使いましたけど、電動ミルでコーヒー豆を挽き、ペーパーフィルターでコーヒーを落とす、というハンドドリップ生活を20年近くやってきました。
深煎りの豆を細目に挽き、じっくり蒸らして、ゆっくり落とす。
円錐形のドリップがいい、2分かけて落とすのがいい、なんて解説もあって、実行していました。

こうしてコーヒーを落としている間は、ずっと付きっ切りになります。
これも当然ですよね。
豆を挽く時間を含めて、その間約5分。
もう少し楽な方法はないものか・・・・と思っていました。

そしたらなんと、ドリップ式ではないコーヒーの淹れ方があることを(遅まきながら)知りました。

コーヒープレスとかフレンチプレスと呼ばれる方式です。 (米国やカナダでの名称)
喫茶店とかで紅茶を頼むとよく出てくるヤツです。
ガラスの筒型容器に紅茶とお湯が入っていて、時間がたったら金属のフィルターを押し下げて、紅茶を沈める器具。
あれがコーヒーでもあるんですって。

ちなみに紅茶用の器具はコーヒーには使えないようです。
金属フィルターの穴が荒くて、コーヒーの粉がろ過できないそうです。

で、そのフレンチプレスってのは・・・
熱湯を注いで4分待つだけなので、淹れ方が簡単。
しかもコーヒーオイル(コーヒーの油分)がペーペーフィルターに吸収されずに抽出できるため、コーヒー本来の美味しさを味わえる。
そしてペーパーフィルターを使わなくていい。
これはコストの問題よりも、フィルターを買い忘れたためにコーヒーを落とせない、というトラブルを避けられます。

簡単でかつ美味しいって言うことなら、こいつに乗り換えよう!
ということで器具を購入しました。

◆フレンチプレス

どこのメーカーのものを買うか迷いましたけど、結局はボダムにしました。
ボダム:http://www.bodum.com/jp/ja/

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BISTRO NOUVEAU(ビストロ・ヌーボー)。
なんでヌーボー(新)なのか?
「ビストロ」は、1974年にボダムが初めて販売したフレンチプレス・コーヒーメーカーだそうです。
きっとその新タイプってことなのでしょう。

0.35 Lで3240円、1Lで4320円ですから、かなりいい値段(高い!)です。

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「がんづき」の由来・語源について [食文化]

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一関市・旧川崎町にある道の駅「かわさき」で、「がんづき」というお菓子を買って食べました。
とんちゃんは甘いものは避けているので、同行者が購入したものを少しいただいたんですが。

この「大橋がんづき」は、「弥生グループ」というおばちゃんたちが作っているもので、日本農業新聞社主催の「2006日本農業新聞一村逸品大賞」で金賞を受賞した逸品だそうです。
肌理が細かく「ヌカっ」とした食感(粘りや重たさのようなもの)がないのが自慢ですって。
うん、確かにフンワリしたいい食感でした。人気商品でスーパーでも売っているそうです。
 一関市「弥生グループ」
 ふわふわ田舎スイーツ大橋がんづき

今日の本題はここから。

この「がんづき」という名前がすごく不思議だったんです。変な名前ですよね?
そこで、由来・語源をググってみました。

「雁月」と書く。と、すぐに分かりました。
丸く蒸しあがった形を月に見立て、ゴマの雁が飛んでいる様子から名付けられた。
月と雁という組み合わせは歌川広重が描いた「月に雁」から来ている。
・・・なんとまぁ、風雅な由来じゃないですか。

でもこういう一見もっともそうな説明は、後付けの解釈が多いんですよ。(´ρ`)
ゆえに間違っている、と決めつけました。(^^)

じゃぁ、なにが本当の由来なのか?

ググっていると、なるほどこれだ!という説明を発見しました。\(^▽^)/
 「がんずぎ という郷土菓子について。」 
 「岩手郷土菓子 がんずき」
 ミヤペディア「がんづき」

「寒食(かんじき)」が由来だというのです。
それが訛って「がんずぎ」、「がんづぎ」、「がんづき」になった。(^^)

中国の風習で、冬至の翌日から105日目、春分の翌日から15日目にあたる「清明節」をはさむ3日間、火の使用を禁じて冷たい食事をすることを「寒食」というそうです。
それが仏教とともに日本にも伝わり、事前に用意した食事を「清明節」の前後3日間食べる。

その中に、現在「がんづき」と呼ばれるようになった食べ物があるというわけ。
元々は、新粉、餅粉、小麦粉を水で練っ蒸し上げたもの、というから蒸し団子ですね。
「ういろう」みたいなものでしょう。
味は塩味で、ゴマを散らしてあったそうです。
形は三角形で、6角の正四角形を二等分した三角形のお菓子。
精米や精麦しない粉を使ったので黒っぽい色していた。

それが味噌味になり、黒い色は黒砂糖でつけて味が甘くなり、重曹を入れて蒸しパンに。
そして形も丸くなって今に至っている。
ということみたいです。

これで一件落着。

かと思うと、さらにもう1つの疑問が生じます。
もしもそうならば、昔の「ういろう」みたいな「がんづき」もあるのでは?
そう思ってググったら・・・・やっぱりありました。w(*゚o゚*)w

「ねっとりタイプ」として販売されています。
 お菓子なみちのく  仙台のがんづき(ねっとりタイプ)
 石巻お菓子図鑑
 田舎のくらしとパン日記

機会があったらこっちも食べてみようかな。(*^^*)


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金沢カレーのルーツは?そしてアルバとは [食文化]

昨日の記事で「金沢カレー」のことを紹介しました。

◆金沢カレーとは

「金沢カレー協会」(http://kanazawacurry-kyokai.com/)による「金沢カレーの特徴」とは・・・

・ルーは濃厚でドロッとしている
・付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
・ステンレスの皿に盛られている
・フォークまたは先割れスプーンで食べる
・ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている


この「金沢カレー」なるものが知られるようになったのは、2004年にゴーゴーカレー新宿本店が開業してかららしい。
ゴーゴーカレーが【金沢カレーブームの火付け役!】とHPで自称しているもんね。
今回とんちゃんが訪問した「カレーの市民アルバ」の東京進出は2006年。
これも金沢カレーブームに寄与したでしょう。
ただし東京のアルバは「金沢カレー」ではなく「加賀カレー」と自称していますが。

 

◆金沢カレーのルーツ

金沢カレーはいくつもの有名店があるようなんですけど、実は1つの流れというか、つながりがあるそうです。
「金沢カレー その知られざる真実の歴史」
 :http://matome.naver.jp/odai/2139478297634835001

その記事から金沢カレーのルーツをみると・・・

1961年、田中氏が高岡町に「洋食タナカ」を開店。
1964年、野村氏が金沢市片町に「インデアンカレー」を開店、「アルバ」創業者・今度忠氏がサポート。
1965年頃、「洋食タナカ」が「カレーライスのタナカ」となる。
1966年、宮島氏「キッチンユキ」を金沢駅地下街に創業、今度氏がサポート。
1970年、今度氏「カレーの市民アルバ」を小松市に創業。
1971年、田中氏が常連客だった銀行員の岡田氏と共同経営で「ターバン片町店」を開業。
      高岡町の「カレーライスのタナカ」を「ターバン高岡町店」に改名。
1974年、共同経営を辞した田中氏が金沢工業大学(野々市市)近くに「ターバン」を開店。
1996年、田中氏の「ターバン」が「カレーのチャンピオン」に名称変更

カレー専門店としての最初は「インデアンカレー」で、ステンレス皿と先割れスプーンも同店が考案したとされる。
金沢カレーの代表的メニュー「カツカレー」の原型は、チャンピオンカレーの創業者、田中氏の「カレーライスのタナカ」で、1965年頃と推定される。


この記事によると、金沢カレーのルーツは、カレーとしては「インデアンカレー」、カツカレーとしては「カレーライスのタナカ」、後の「カレーのチャンピオン」ということです。
 インデアンカレーはHPで「金沢カレーの源流」と自称:http://www.indian-curry.jp/
 カレーのチャンピオンはHPで「元祖金沢のカレー」と自称:http://www.chancurry.com/
 「ターバン」もHPで「元祖金沢カレーはターバンカレー」と自称:http://www.turbancurry.com/

面白いのは、実は、ここに登場する金沢カレーの創業者たちは、いっしょに働いていた経験があるんですって。
彼らは、国鉄厚生会が経営していた「レストラン・ニューカナザワ」のコック達だったそうなんです。
元同僚の金沢カレーの創始者たちは、互いに影響しあいながら金沢カレーを作り出していったということなのです。

こちらの記事も実に詳しい。
 「金沢カレーとは」:http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%87%91%E6%B2%A2%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC
 「金沢カレーの系譜」:http://d.hatena.ne.jp/skoba/20140119

ついでにゴーゴーカレーについても触れておきましょう。
ゴーゴーカレーは、ターバンカレーに3ヵ月勤務した宮森氏が2003年に東京に設立した会社で、本社は石川県ではなく新宿にあります。
先ほど紹介した老舗金沢カレーとは全く違う世代ってことですね。

 

◆「カレーの市民アルバ」について

1970年に今度忠氏が「カレーの市民アルバ」を小松市に創業した、と紹介しました。
東京の「カレーの市民アルバ」のHP(http://kgf-taxan.co.jp/alba/about.html)ではちょっと違います。

チャンピオンカレー創業者の田中氏のもとで今渡の兄(今度忠氏のこと)が修行をしていた。
弟(今度孝氏)は、兄の影響を受けデンマークのコペンハーゲンを中心にスペイン、イタリア、ドイツなどのヨーロッパで2年間西洋料理の修業をし、洋食の基本を習得した。
帰国後、兄弟でレストラン「アルバ」を立ち上げアルバカレーを完成させた。
その後、1971年に弟が独立し「カレーの市民アルバ」を小松駅近くに開業した。


兄・今度忠氏は、洋食タナカで田中氏に師事していた。
「カレーライスのタナカ」が「ターバン」になるときに、そこを辞して、弟と「アルバ」を立ち上げた。
その店は「洋食アルバ」で、弟が「カレーの市民アルバ」を小松市に独立させたということなのかどうか。
正確なところはわかりません。

ともかくもアルバの本店は今もその小松市にあります。
カレーの市民アルバ小松本店:http://tabelog.com/ishikawa/A1702/A170202/17000762/

ここでおや?ですよね。
今回訪問した店は「秋葉原本店」ですから、本店が2つあることになるんです。

実は、この店を含め東京の店は、2006年に加賀電子(株)が設立した子会社KGF(株)が運営するフランチャイズなんです。
その本店が秋葉原店。KGFのアルバの本店ってわけ。
ところが2010年に、加賀電子がKGFの全株式を小松市のアルバ本店を運営する(有)アルバに売却したんです。
ということは、今ではFC店は、小松市のアルバが所有するKGFが運営しているってことなんです。
だからカレールーは「小松の工場で作っている」んでしょう。
 加賀電子(株):http://www.taxan.co.jp/
 加賀電子「連結子会社の異動(株式の譲渡)に関するお知らせ」:http://www.taxan.co.jp/news/pdf/20100325_1.pdf
 KGF(株):http://kgf-taxan.co.jp/

 

金沢カレーを初めて食べるのに、ゴーゴーカレーとアルバとどっちにしようか迷ったんですけど。
アルバにしたのは、本場・金沢との関係が強いから、ってわけです。


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セブンカフェドーナツは低トランス脂肪酸だって? [食文化]

近年は、とんちゃん、ドーナツってほとんど食べないんです。
1年に1個食べるかどうか、ってくらいにほとんど口にしない。
理由は甘いから。
そんな自分がドーナツのことをネタにするのも変ですけど、おかげで興味深いことを知りました。

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先日、「ミスドそっくりの「セブンカフェドーナツ」はどこで作る?」の記事をアップしました。
記事へのコメントをきっかけに、それへのレスとして記事にしました。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2014-11-29

セブンイレブンが、セブンカフェでドーナツを販売するって話題。
その名も「セブンカフェドーナツ」。(まんまや)
今年10月末から関西地区の店舗で試験的に販売していて、来年2015年1月から首都圏を中心に販売を始め、8月末までに全国展開する予定なんですって。

そのドーナツがミスドのドーナツに似ている、とか味はどうだ、ってことがネットで話題になっているの。
味は別にして、ドーナツのバリエーションってそんなにあるわけじゃないから、見た目が似ていて当然なんでしょうけどね。

で、弊ブログで取り上げたのは、その「セブンカフェドーナツ」の製造工場のこと。
全国に24ヶ所あるセブン-イレブン専用のパン工場で1日2回揚げて、製造後3 時間以内に店舗に配送する、ってことをセブンイレブン・ジャパンのニュースリリースから紹介しときました。

以上が、前回のブログネタ。
今回はその続編です。

前回の記事を読んだ知人が、業界紙の記事を送ってくれたんです。
その名も「米麦日報」。http://www.ssnp.co.jp/articles/daily?tag=107
食品産業新聞社が発行する、その名のとおり米・麦に関する専門情報紙です。

その2014年12月1日号にセブンイレブンのドーナツの記事があったんですね。
その記事からいろいろ引用します。

関西の店舗でドーナツを販売したら、セブンカフェの客の25%がドーナツを「併買」したそうで、その売上げは1日2万円弱だって。こりゃセブンにとっちゃ、美味しい話ですよね。

なもんで来年、全店1万7千店で販売するわけ。
その売り上げの目標は、なんと年間6億個、600億円。
逆算すると、1店舗1万円売るぞ!って計算ですね。

この金額がどんだけのもんかっていうと・・・
ドーナツの国内市場って約1,300億円なんですって。
で、そのうちミスドが1,030億円を売り上げている。こりゃまた圧倒的なシェア(79%)なんですわ。
そのミスドの店舗数は1,350店。
そこに1万7千店のセブンが、600億円売るぞ!っ入るとどうなるのか?
産業界ではこっちが当然話題になりますわ。

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ここからが今日の本題。
「セブンカフェドーナツ」の原材料
です。

「米麦日報」の記事には原材料の入手先が詳しく書いてあります。
揚げ油は(株)J-オイルミルズが開発したドーナツ専用の低トランス酸オイルを使用。
生地は味の素、製粉は昭和産業、油脂は不二製油が担当している。
こんなディープな情報が載っているのは、さすが業界紙ですね。

昭和産業が製粉した小麦粉等を使って、味の素がドーナツの生地を作るってことなんでしょうね。
揚げ油はJ-オイルミルズ製で、生地に練りこむ油脂は不二製油ってことかな。

気になるのは、揚げ油はドーナツ専用の低トランス酸オイルってところ。

ドーナツの揚げ油って何を使っているか知っていますか?
サラダ油、キャノーラ油・・・家庭だとそんな感じですよね。

でも業務用は違います。
フライ用ショートニングを使うんだそうです。
ショートニングって植物油を固めてラードのようにしたもの。マーガリンの仲間です。
揚げパンもドーナツも普通はそのショートニングを使います。
その最大の理由は、酸化しにくいから。

そのショートニングやマーガリンは、不飽和脂肪酸なので、歓迎されていました。
ところがいまでは、それに含まれるトランス脂肪酸が大きな問題になっています。
トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸なんですけど、悪玉コレステロールを増やして善玉コレステロールを減らすので、心臓病のリスクを高める、という油なんです。
(詳しくは、農林水産省の「トランス脂肪酸に関する情報」の説明を見るのがいいです。)

セブンのドーナツの揚げ油も当然、ショートニングが使われています。
でもセブンの揚げ油は低トランス脂肪酸のオイルだというわけです。

と、気になるのはドーナツ界の勇ミスドのこと。
驚きました!
「低トランスオイル脂肪酸を使っている」としっかり書いてあります。
http://www.misterdonut.jp/businessinfo/torikumi/anzen_01.html
「ドーナツ1個当たり平均1~1.5g含まれていたトランス脂肪酸を、平均約0.25gまで低減」ですって。

これがどんくらいのものなのか。

WHO/FAO合同専門家会合は2003年に、トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。
日本人が1日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalなので、1日当たり約2g未満が目標量ということになります。
農林水産省「すぐにわかるトランス脂肪酸」
 http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/index.html

1日で2グラムですって。
だから以前のドーナツ1個当たりのトランス脂肪酸量はかなり多いですわ。
だからミスドは1個で平均約0.25gまで低減させたんですね。

セブンもここはしっかり押さえる、ということでしょう。
どんくらい含まれているか、セブンも明らかにしてほしいですね。

追記:
このトランス脂肪酸のことは、もっと複雑な話があるようで、この点については後日、再論したいと思います。

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最後に「米麦日報」の記事からもう1つ。

セブンのドーナツは、揚げる工程を短時間にして1個当たりのカロリーを2~3割削減している、だって。
ミスドのチョコファッション1個は353kcaもあって、ご飯1杯分のカロリー(約240kal)よりも多いぞ!
って、前回書きましたけど、2~3割削減ってことは、ご飯1杯分になるってことかな。
でも食べすぎにはご注意です。


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ミスドそっくりの「セブンカフェドーナツ」はどこで作る? [食文化]

昨日(2014年11月29日)はラーメン店の記事をアップしたんですけど、そこに記事の内容とはまったく関係のないコメントがついていたんです。
しかもそこに気になることが書いてあったんで、予定を変更してこの記事をアップします。
コメントへのレス代わりです。

まずはそのコメントをそのまま引用します。

「ミスド」ドーナツが「セブンカフェ」スイーツメニューに参加
ミスタードーナツ製造工場で製造されたドーナツが、セブンイレブンレジ脇(わき)設置ケースに入れられ、「セブンカフェ・ドーナツ」という名称で販売スタートした。
この販売メニューは、2014年10月から関西地区のセブンイレブン店舗で試験販売され、話題になっている。東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の1都3県では、2015年1月より販売開始予定だ。
ミスタードーナツの低価格のドーナツメニュー6種類をコンビニで購入できる企画だというが、なぜ雪被害も予想される厳寒期に実施なのかと苦言が出ている
by コンビニ最新情報


好評のセブンカフェでドーナツが販売される、ということをこのコメントで初めて知りました。
いつものように、情報に全く疎いとんちゃんですから。f(^^;)

調べてみたら、ネットでかなり話題になっている。w(*゚o゚*)w

新たな商品として「セブンカフェドーナツ」を販売する、とセブンイレブン・ジャパンが11月27日に発表したそうです。
今年10月末から関西地区の店舗で試験的に販売を開始し、その売り上げが好調だったため全国展開が決まったって。
2015年1月に首都圏を中心に販売を始め、8月末までに全国展開する予定ですって。

確かにコーヒーにドーナツってのは、相性がいいと思いますよ。
甘いドーナツに苦いコーヒーという味の対照がいい。
どっちも気軽に立ち食い、立ち飲みできる感じもあるしね。

 

さて、ネットでの話題は、まずはドーナツの出来に集中。
なんと、ミスドのパクリだ!っていうんです。w(*゚o゚*)w

パクリだっていうけど、どんくらい似ているのか?

全国のセブン-イレブンで順次発売!セブンカフェドーナツ
「えん食べ」の記事より。

ふむふむ、確かに見た目はよく似ている。

けど、味はどうなのよ?
ふだんドーナツをほとんど食べないとんちゃんですけど、やっぱり気になるところです。
実食記事を見つけました、この記事が詳しいみたい。
  タニーさん「セブンイレブンのレジ横100円ドーナツ全種類食べてみた」
   :http://tany1986.hatenablog.com/entry/2014/11/21/171614
ミスドのに似ているのと、違うのと、いろいろみたい。

 

そのドーナツ、値段が100円前後で、ミスドの値段の2/3。
ドーナツ市場を制している(?)ミスドへの影響は当然大きいでしょう。
ミスドのフランチャイザーはダスキンですけど、「セブンカフェドーナツ」全国展開の発表後に、そのダスキンの株価が下がったなんていう情報もあります。

 

で、その「セブンカフェドーナツ」はどこで作っているのか?
ここが問題なんです。
とんちゃんの記事についてコメントでは、「ミスタードーナツ製造工場で製造」とあるんですからさ。
もしもそうだとしたら、パクリじゃなくって、本物やん!

セブンイレブン・ジャパンのニュースリリースを確認しました。
  2014年11月27日セブンカフェ ドーナツ新発売!:http://www.sej.co.jp/company/news_release/012545.html
全国に24ヶ所あるセブン-イレブン専用のパン工場で1日2回揚げて、製造後3 時間以内に店舗に配送する、と書いてある。

セブン-イレブン専用のパン工場がミスドの工場ってことはないでしょう。
セブンカフェドーナツはセブン独自の工場でつくるということのようですね。

 

ところで、さっきも書きましたけど、コーヒーにドーナツは相性がいいと思います。
そしたら「フィリピンではドーナッツのコンビニ販売がポピュラー」だ、という記事がありました。
  Yasuo Iimuraさん「セブンイレブンがドーナッツを販売するらしいけど」
   :http://yasuoiimura.com/seveneleven-dounut.html

フィリピンのコンビニでは、セブンイレブンとミスタードーナッツ、ミニストップとダンキンドーナッツがそれぞれ提携して、レジ横でドーナッツを販売しているんだそうです。
フィリピンの方が先輩なんですね。

 

セブンに行くと、ついでにコーヒーも! って人も多いはず。
とんちゃんはほとんどしないけど、我が家ではカミサンがその手なんです。
これからは、ついでにドーナツも! ってことになりそう。

でも注意してくださいね。カロリーを。
ミスドのチョコファッション1個だと、353kcaもあるんですよ!(*^0゚)v
ご飯1杯分のカロリー(約240kal)よりも多いんですからね。


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古代レンコンと大賀ハス [食文化]

昨日の記事のネタだった「古代れんこん」のことです。
長くなったんで別の記事にしました。

なんで長くなったか?っていうと、ネット上の情報が混乱、誤解だらけだったもんで、正確なところを書いたらこうなりました。
レンコン話(離婚話じゃないよ!)としては興味深い内容もありますけど、楽しい記事じゃないので、あえて読まなくってもいいです・・・。(〃´o`)=3

「古代れんこん」について。

「庄や」でいただいた「古代れんこん」は、千葉県成田市の有坂さんが生産するレンコンの商品名です。

そのレンコンは、真っ白な色で、蓮根を割ると白いふわっとした繊維質の糸を引く。
味はシャキシャキ感だけじゃなくモッチリとした舌触り、ほのかに感じる絶妙な甘みがある。
庄やHPの「古代蓮根」の紹介:http://www.daisyo.co.jp/products/agriculture/28.html

これが古代のレンコンとどういう関係なのか?

実は、れっきとした「古代蓮根」なるものがあるのです。
千葉市にあった東大農学部の検見川農場で遺跡が発掘され、故大賀氏(当時関東学院大学教授)がその遺跡からハスの種3粒を発見し、そのうちの1粒の開花に成功しました。1951年のことです。
そしてそのハスは「大賀ハス」と命名されました。
wikipedia「大賀ハス」

そのハスの種は「2,000年前のもの」とネットで紹介されていますけど、正確に言うとこうです。
ハスの種の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木が、3075年 +/-180年前のものと測定され、それより1000年新しいとしても、少なくとも今から2000年前のものである、とされたのです。
この2000年前は縄文時代だったのか弥生時代だったのか、という問題はとりあえずパス。

ちなみに種が「検見川の泥の中から」というネット情報もありますけど、それは誤り。
遺跡があった農場の「泥炭層」の中から発見されました。
種が川の泥の中にあったら・・・腐っちゃいますよ。(^^)

さて、この「大賀ハス」はまさに古代ハス
それから収穫したものが「古代れんこん」です!
・・・・ってことだとわかりやすいんだけど、全然違うんです。(;´ρ`)

ハスはレンコンじゃないから。
なんて勘違いしないで下さいよ。
蓮(ハス)の根が蓮根(レンコン)ですから、同じものですよ。

そうじゃなくって、大賀ハスの根茎は太くても4cmくらいで、しかも太いところが短いから、食用には向かないんです。食べられないこともないでしょうけど、商業的な栽培は無理です。
大賀ハスは観賞用にはなっても、食用じゃありません。

というわけで、古代ハスである「大賀ハス」と「古代れんこん」とは、直接的な関係は全くないんです。
”大賀ハスから古代れんこんが作られた”、みたいな情報がネット上で氾濫しています。
でもそれって、まるっきりの誤情報なんです。

じゃぁ「古代れんこん」ってナニ?

その前にまずは食用のハスについて。
現在、日本で食用に生産されているレンコンは、日本の「在来品種」、とはいえ実は鎌倉時代や江戸時代に中国から入ってきた品種ですが、それと明治以降に中国から導入された中国品種とがあります。
スーパーで普通に売られている、ずんぐりと丸い形のレンコンは、実はほぼ中国種なんです。
それに対して在来種は細長い形です。これはほどんど市場に出回っていない。
食感も違っていて、中国種はシャキシャキしているけど、在来種の方がシャキシャキ感がやや弱くて、粘りがあり、切ると糸を引くそうです。

れんこんの産地は、ブッチギリで茨城県が1位、そして2位が徳島県。
茨城県の品種は丸々とした「金澄(かなすみ)」系が中心で、徳島県などではやや細くて在来種と中国種の中間みたい「備中種」です。
この違いは、レンコンの食感に対する東と西の好みの違いからきているようです。
関東ではシャキシャキした食感のレンコンが好まれる。
それに対して、西日本ではネットリ、ホクホクな食感が好まれるそうです。

そして古代れんこん。

さて有坂さんは、昔食べた在来種のレンコンの味を作り出そうと努力したんですって。
そして10年の努力の後に完成したのが「古代れんこん」。
疑問なのはその種は在来種か中国種かってこと。
実は中国種なんです。
「古代蓮根」ができるまで。:http://ameblo.jp/kakisawa-aya/entry-11348259441.html

もしかしたら金澄系かもしれません(不詳)。
こうして有坂さんは、品種改良をしたわけではなく、栽培方法、土作りを研究されたのです。

そして有坂さんは、大賀ハスにあやかってその自らのハスに「古代れんこん」という商品名を命名したんだそうです。

有坂さんは、「庄や」HPのビデオで古代ハスのレンコンは食味食感がとてもいい、と言っています。
しかしそれ、大賀ハスじゃなくて、在来種のことじゃないかと思うんですけど、よくわかりません。


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