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石巻へ鹿島・香取からの海の道 日和山の鹿島御児神社@宮城県石巻市 [ 神社仏閣]

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今回の記事は、訪問した神社・仏閣から歴史をさぐるジャンルです。
神話の背後には歴史がある、っていう探索が好きなんです。

石巻市の市街地に標高60mもある日和山があります。
そこにある神社について。

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日和山公園にある石の鳥居。

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鹿島御児神社です。

この本殿が、東日本大震災の地震で基礎に大きな亀裂が何ヵ所入り、危険なので解体することになりました。
しかし氏子地域が被災地のため、本殿再建の資金の見通が立っていません。
そこで、ネットでも募金を呼びかけています。鹿島御児神社HP:http://kashimamiko.org/

さて、この神社は、鹿島神宮や春日大社と深いつながりのある神社なんです。
そして石巻が歴史的に重要な役割を担ったことも物語っています。

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ここは905年の「延喜式神名帳」に載っている、いわゆる「式内社」と言われる古社です。

祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)とその子・鹿島天足別命(かしまあまたりわけのみこと)。

武甕槌命は記紀ではイザナギ、イザナミの神産みのときに生まれた神とされています。
武甕槌命は鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の主神なので、鹿島神とも呼ばれます。
また奈良にある春日大社の祭神でもあります。
だから武甕槌命は、春日大社から鹿島神宮に勧請されたようにも思いますが、実はその逆で、鹿島神宮から春日大社へ行ったものです。そしてその使いが鹿ということになっています。

春日大社は藤原氏の氏神を祀る神社ですが、藤原氏の氏神が武甕槌命なのです。
そして武甕槌命は、元々は常陸の多氏(おおのうじ)が祀る鹿島(旧名・香島)の神でした。
藤原氏の祖・中臣氏の出身は鹿島であったともされているようです。
平安朝の有力者・藤原氏の氏神であったから、その氏神・武甕槌命は神産みのときに生まれた神ともされているのでしょう。

さて鹿島天足別命のことですが。
鹿島天足別命は、武甕槌命の子です。
神話では鹿島天足別命は、香取神宮(千葉県香取市)の祭神・経津主神(ふつぬしのかみ)の子・阿佐彦命とともに、海路下向して奥州平定および辺土開拓にあたった神とされます。

鹿島や香取の一帯には、かつては香取海という内海がありました。
霞ヶ浦から印旛沼・手賀沼までつながる広大な内海です。
その入り口にあるのが鹿島と香取です。
ヤマト王権は、その鹿島と香取を拠点に蝦夷進出を行ったという歴史があります。
それが先のように神話に反映されているわけです。
そして石巻は海路北上したヤマト軍の集結地でした。

そういうわけで、石巻はヤマト王権による東北制圧の拠点であり、鹿島とのつながりが強いところだったんです。
ちなみに香取神宮の御祭神・経津主神の子・阿佐比古命は、石巻市折浜の香取伊豆乃御子神社にお祀りされているそうです。

追記
この後、鹿島神宮について記事にしました。ご興味がある方はそちらもどうぞ。
 →蝦夷進出の輸送基地こそ鹿島・香取 鹿島神宮@茨城県鹿嶋市

 

◆おまけ

鳥居の脇にはこんな休憩所があります。

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とんちゃん世代だと、「バラック」とでも言いたくなる2つの小屋。

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左側は「金兵衛茶屋」。

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なんと「元祖」を掲げている。
三色団子やみそおでん、ラーメンや石巻名物の「焼きそば」もあります。
しかし、どこが「元祖」なんだ・・・
このお店、実はここ100年も続くという由緒ある茶店だそうで、だからか?

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お隣はその支店かと思ったら、違うの!
こっちは「お休み処 さとう」さん。
こちらも三色だんごやおでんがあります。

ここに来たのは朝だったので、開店前。
残念ながら、どちらのお店にも入ることができませんでした。
ということで、お店の写真のみ。

「食い」の記事を期待させちゃったでしょうか?ごめんなさいませ。m(_ _)m


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